おもいはびこり

気が向いた時に書いてます。

SMAP解散について (非ファンの戯言)

 

8月13日 土曜日 夕方

twitterを覗いていると、トレンドワードに「SMAP解散」の文字を発見した。

驚いた。

しかしながら、ソースはサイゾー

はいはい、ガセガセ。

…本当にガセだったら、どんなによかっただろう。

 

 

8月13日 土曜日 深夜

SMAP解散について、事務所からの発表があったとのニュース。

本当だった。

私はすぐさまサイトを開いた。

本当だった。

そして、各メンバーのコメントも読むことができた。

そこから、それぞれの立場を推し量ることもできてしまった。

事務所からの文章やコメントから、これから犯人捜しを始めるマスコミや大衆が騒ぐのだろうと思うと、嫌になった。

それは、自分自身も含めてだ。

 

1月の騒動は、非ファンの私にとっても、衝撃的であった。

いや、私はファンなのかもしれない。

SMAP5人の、あの表情を見ているのはとても辛かった。

今回も含め、自分の応援している者と置き換えて悲しむ方の姿もあったが、私はあのSMAPが、ということが衝撃的だったし、悲しかったし、悔しかった。

 

始まりがあれば、終わりがある。

そんなことは知っている。

だけど、こんな終わり方、あるのかな。

裏のごちゃごちゃしたものが見えている。

そんなもの見たくなかった。

 

TVスターでありながらも、どこか親しみがある。

そんな日本を代表するアイドル。

当たり前にそこにいる。

それが私にとってのSMAPだ。

 歌って踊ってコントもできてドラマも出て司会もやって、好き嫌いや興味の有無はあっても、日本人ならほぼ全ての人が知っている。

そんなSMAPが、こんな形で終わりを迎えようとしている。

5人はどんな顔してるんだろう。

もう限界だったのか、続けたかったのか、はたまた、清々しているのか。

いずれにしても、こんな形で終えるのは、本人たちが一番不本意であったんじゃないかな。

いや、憶測はやめよう。

ただただ、悲しい。

私は、ただただ好きでいたかっただけなのに。

 

どうしたって、事務所のコメントからは、犯人捜しをしてください、と読めてしまう。

中居くんのコメントを読むと、こころがヒリヒリする。

これからもそのまま事務所に所属するようだけど、今までどおりの活動は、どうなんだろう、できるのかな。

ぷっすま、好きなんだけど、終わっちゃうのかな。

 

当たり前にあるものが、消えていくという面で、いいともが終わる時と感情が似ていた。

一つの時代の終わり。

しかし、あれには、タモリさんも高齢だしなぁ、という納得できる理由があった。

だけど、今回は、もっと、どうにかならなったのか、という思いでいっぱいだ。

それは、解散しないで休止を、という意味ではない。

 

SMAPが終わりを迎える。

…こんな終わり方、やっぱりないわー。

 

 

ルーシーに微熱

25日に頼んでいた「THE DAY」が届いた。
「THE DAY」自体はDLもしているのだけれど。

ルーシーに微熱」は、編曲が康兵さんということで、発表時点から楽しみにしていた。
「FLAG」や「東京デスティニー」ほか、康兵さんのアレンジ曲は、私の好みにぴたっとあう。
だから、今回もきっと好きな一曲になるに違いない!と勝手に思っていた。

そして、聴いた。
イントロからして、ニヤニヤしてしまった。
ベースやキーボードがかっこよくて!
それぞれのソロ回しもあり、ライブで披露されるのが楽しみでしかたない。
ダンサブルではあるけれど、ただ騒ぐような曲ではない。
微熱ということもあってか、岡野さんの歌声はどこか少し冷めている。
だけど、懐かしさも感じて、流れてくる音にはどこかあたたかさもある。

期待していたとおり、私の大好きな一曲になった。
できれば、ミラーボール回してライブハウスで聴けたらなぁ。
横に揺れながら聴きたいなぁ。

好きな歌声

岡野昭仁さんの歌声は、海のよう。
荒ぶるときもあれば、やさしく包んでくれるときもある。

伊藤俊吾さんの歌声は、アルコールが入っている。
聴くと頭がぽ〜っとしてきて、私はその声に酔ってしまう。

スガシカオさんの歌声は、こころの隙間にするする入り込んでくる風。
ひりひりと生傷を刺激する。

高橋優さんの歌声は、曲にいのちを与える。
歌に血がどくどくと流れていく。

私の最近の音楽事情

 

キンモクセイ周辺ときどきポルノときどきシカオ。

大体こんな感じ。

TSUTAYAで10枚1,080円キャンペーン中だったので、20枚借りたけれど、結局決まった曲しか聴いていないっていう。

 

シカオちゃんは、kokuaは追っていなかったのだけれど、歌詞とか見てみたら面白そう。

特に「幼虫と抜け殻」!

思いっきりシカオワールド。

人間のなかみがドロリと出ちゃった感じ。

私の一番好きなスガシカオのカオ。

というか、他の音楽でもそうかも。

なんだか安心する。

他の曲も気になるので、とりあえずアルバム予約。

ライブは予定入れるのが難しそうだ、残念。

 

ほぼキンモクライブの影響でクラックポットもポチり聴いている。

ポップなんだけど、漂うアングラ臭。

こういうの、ウケそうなのに、ほとんど知られていなそう。

売れるかどうかって、実力だとか魅力だとか、そういうもの以外の、タイミングだとか運だとかも大きいのだろうな、って思う。

昔と比べると、音楽を広く聴くようになって、特に思う。

あとは、まぁ、当たり前なのだけど、テレビで流れる音楽がすべてではないこと。

そして、その音楽には、それを産み出している人と、それを好きでいるファンとの営みがあること。

大小いろいろあるけれど、たくさんの営みがあるんだよなぁ、と。

ライブしたり、それを聴きに行ったり、音源出したり、何なり。

 

 

伊藤さん ソロツアーのこと (※歌以外)

伊藤さんのソロツアーに何度か行かせていただいた。

これは私の悪い癖であるが、音楽をそのまま楽しめばいいのに、その人自身のことをいろいろと想ってしまうのだ。

ソロツアーだとバーター旅などと比べ、パーソナルな部分が出るので、そうなるのも必至のことかもしれないが。

がっつりファンになり、1年ほどしか経過していないのに、何言ってんだとなるかもしれないが。

 

伊藤さんが繊細というか敏感な方だということは、今までのライブや歌詞から見て取れる。

そんな彼が、春ツアーで「ちょうちょ」という曲を作ってきて披露した。

その曲を作った経緯をお話ししてくださったのだけど、私は大丈夫か心配になってしまう。

一つのことから壮大なことへと広げ、人生とは…自分とは…を常に考えているんじゃないだろうか。

そういう性の方だから仕方のないことだし、それに付き合って生きてきて、これからも生きていかなければならないのは大変だなぁ、と。

…なんか他人事のように書いてしまったけれど。

みんなどこかで大小はあるにせよ考えていることで。

だから、私はそんなことを歌にしてしまった伊藤さんに魅かれてしまったのだろう。

「ちょうちょ」は楽しい曲調ではあるが、その歌詞には深い意味が込められている…たぶん。

彼自身もどういう意味かわからないが「大切な曲」と表現していたし。

また、今回の春ツアーの千秋楽でお話しされていたこと。

この少人数のライブをやることで伝わる、というような内容のこと。

私はそれを聞いてすっとした。

曲の説明の中で、夢を失った先に芯のように自分が残るだとか、お話をされている中で、結局この方はどこに自分というものを見つけたのだろうかと、ずっと疑問に思っていた。

ソロツアーを続けるだとか、アルバムを出すだとか、具体的なお話はあったのだが、何を目指してその行動に出るのかのお話が、少なくても私が参加したライブではなかった。…記憶違いかもしれないが。

この人は、歌を通して伝えようとしてくれているんだ。

ヒット曲を出し紅白に出たりする中で、売上やら何やらに縛られた業界にいたであろう彼ではあるが、伝わる人に伝わればいいと考えているのか。

そして、聴き手である私たちが感じ取っているということが、ちゃんとわかってくれているんだ。

そんなことが知れて、勘違いかもしれないけれど、私はうれしかった。

バーター旅、なんかすごくね?

2015年1月のバーター旅で衝撃を受けて以来、キンモクセイ関連に魅了されっ放しである私。

伊藤さんと良さんのバーター旅は、2015年9月に2回、2016年2月に1回。

伊藤さんのソロツアーは、2015年8月に1回、11月に2回、2016年4月に3回。

…がっつり深みにはまっていることがわかるだろう。

週末だったら、後藤さんやササチカも行きたかったんだぜベイベ。

 

そして、2016年4月29日。

キンモクセイの5分の4が集まって、Go!Do!40やるってよ。

そんなお知らせきたこれ。ちょ待てよ。おいおい、まじかよ。

そんなこんなでこれは行くしかない、ということで行ってきたよ。

なんかすごかったよ。

おふざけもありつつすごいのよ。

張替さんのおドラムはお初だっただけど、胸にビシビシ響いて。

あとね、やっぱりね、後藤さんのギターのぎゅぃいいん感たまらん。

こわかったなんかで良さんの声も聴けたよ。パリジェンヌも聴いてみたかったのは秘密だよ。

ソロツアーだと、伊藤さんの声にうっとり~な感じだけど、やっぱりバンドだと、当たり前だけども、一つ一つの音が組み合わさってなんかすごいのよ。

私、正直申し上げますと、みなさまに失礼なのですが、楽器の上手い下手ってよくわからないのですが、なんかすごいってことはわかった。

胸を打つっていうか、うん。…こんな感想じゃ伝わらんわな、うん。

それでいて、MCになるといつものなかよしふわふわなトークね。ずるいわ~。

あとさ、誰だよキンモクセイは外見がいまいちだから売れなかったっていった人。

もう(私には?)イケメンにしか見えないんですが…。

そんな彼らのライブを150人のキャパで見れるって、おいおい。

私はひっじょーに貴重な体験をしているんではないでしょうか。

贅沢すぎるよな…。な?な?な!

活動している時に追っていれば…とも思うけど、まあこういうのはご縁ですから。

これから何を見せていただけるのか、楽しみでしかない。

終演後はお話できる時間もあったけど、他の方のように、見つめあうと素直におしゃべりできない…。

だってだってさ、あんなしあわせな音楽を届けてくれた方々が目の前にいるんだぜ。無理ゲー。

楽しかったとありがとうとまた来ますぐらいしかお伝えできないけど、キンモクセイが好きだ。

だからといって、活動再開してほしいなんて簡単なことは言えない。

あの時、活動休止の選択をした彼らを否定してしまう気がするからだ。

いや、そんなことはないんだけども。まぁ、私はファンとして新参者だからね。

なにはともあれ、とってもほんっとうにすてきなライブでした。

ありがとうございました。

荒川ケンタウロスのこと

出会いはラジオだった。
私は毎朝、通勤中の車の中でラジオを聞いている。
その日もいつものように、クロノスという番組を聞いていた。
すると、印象的なイントロがかかってきた。
ちょうど一般道からバイパスへと合流した、海の見える道を走っている時であった。
ちょっと哀愁のある、ギターリフ。
そして続く、ちょっと高めのボーカル。
……とても気になる。
「荒川○△の、◎□△○」
中西さん(ラジオ番組のパーソナリティ)が曲紹介をしているが、よく聞き取れない。
ふむふむ、荒川、ということは、ソロなのか。
今まで聞いたことのないミュージシャンだ。

2015年2月のパワープッシュ曲らしく、その日から毎日のように聞いた。
そのおかげで、荒川ケンタウロスのハンプティダンプティという曲であることを覚えた。

私はさっそく、荒川ケンタウロス、と検索しウェブサイトを見てみることにした。
ソロではなく、5人組のバンド。
風貌は王様の格好をしており、色物バンドの印象を受けた。
ハンプティダンプティのMVも見ることができた。
独特の世界観を持っていて、ちょっぴりとっつきにくい雰囲気だ。

調べてみると、いくつかわかったことがあった。
この曲でメジャーデビューしたこと。
私の住む静岡のラジオ局で、レギュラー番組を持っていること。
運命的な何かを感じ、ハンプティダンプティが収められているデビューミニアルバム「玉子の王様」を買いに走った。

アルバムには、ハンプティダンプティの他にもいくつか曲が収録されていた。
聞いてみると、意外なことに、誰にでも好かれそうな「ふつう」な音楽だった。
しかし、からだやこころにすんなり入ってくる、長く広く愛されそうな音楽であった。
私はそんな荒川ケンタウロスに魅力を感じ、他のアルバムをレンタルショップで借りたり、ラジオを聞いたりした。
他のアルバムやラジオを聞いて、色物バンドではないし、とっつきにくくもない、至って「ふつう」なバンドであることがわかった。
特別派手でもないし、むしろ地味かもしれない。
しかし、日常生活もそんなものだ。
荒ケンは、そんな「ふつう」な日常を、少し楽しくさせてくれる。