突然のフレデリック
なぜか突然、そして今更ハマっているフレデリック。
たしか一年ぐらい前に初めて聞いた。
YouTubeで好きなバンドのMVを見ていて、おすすめ再生リストにオドループが入っていたから。
なんだこの声、不快だ……というのが当時の感想。
再生される度に飛ばしていた。
それが何故だろう、今ではこの声が癖になっている。
声が苦手だと思いながらも、どこかで気になっていて、少し前にアルバムが出たことをきっかけに再び聞いてみたら、……あれ?……す、好きかも……。
そこからどんどん惹かれに惹かれ、CD全部集めちゃったよ!
若手バンドにありがちな(と勝手に思い込んでいる)ノリだけの音楽と思っていたけれど、そうではなかった。
いや、もちろん、そのノリやすさもフレデリックの魅力ではあるのだけれど。
言葉遊びを交えて、頭に残る歌詞でありつつ、どこか違う世界に連れて行ってくれたり、大げさに言えば自分が主人公で生きていっていいんだと勇気をくれたり。
そして、フェスで盛り上がりそうな曲から、歌謡曲チックな曲まであって、音楽性も幅広い。
たまらん…!というメロディに、頭に残るリズム、そして、それにぴたっとハマることばに、あの奇妙な歌声。
これからも、どんな曲が飛び出してくるのか楽しみだ。
ライブはまだ行けていないが、CDについていたDVDを見ると、案外熱い。
歌の印象も生で聴くと変わりそうだ。
いつか行ってみたい。
本当はすぐに行きたい。
最初は苦手でもこうやって好きになることが時折あるので面白い。