横浜ロマンスポルノ’16 ~THE WAY~ ③
ロマポルから時が経った今、今回のライブについて振り返ってみたいと思う。
思いつくまま、ぐちゃぐちゃと。
まず、新しかったこと。
二人きりのアコースティックでの始まりである。
私が二人体制での演奏で思い出すのは、前回のダイキャスツアーで行った、「メリッサ」だ。
「メリッサ」はファンになったきっかけの曲であるため、個人的に思い入れも深い。
そんな曲をあたたかなアコースティックで演奏したことで、当時もがきながらも「メリッサ」を聴きながら日々を生きていた私が救われたような気がして、なんだかうれしかった。
そんな二人体制を再び、しかもハマスタという会場で、さらにセンターステージという舞台でやられたことは驚きだったし、自信があるからこその余裕も感じられた。
そんなアコースティックでの一発目が「ハネウマライダー」だったことも興味深い。
初めてのハマスタでのロマポルのテーマソングが「ハネウマライダー」だったからだ。
なお、二回目のテーマソングである「ギフト」や三回目の「アゲハ蝶」(これは違うかもしれないが、ロゴにあるため)も、今回のセトリには含まれている。
MCでは、しきりにハマスタでライブを行える意味についてお話されていた印象がある。
やはりスタジアムライブというものが、彼らにとって大きな意味を持つのだろう。
また、センターステージでは、四人編成で、アコースティックやロカビリーアレンジにも挑戦していた。
四人編成で思い出されるのは、ダイキャスツアーでの「瞳の奥をのぞかせて」である。
先程のアコースティックの「メリッサ」同様、ダイキャスツアーで行った試みを広げている印象を受ける。
こんな限られた音の中で、ポルノの楽曲を、昭仁さんの歌を聴いてみたいと以前から思っていたので、この挑戦はうれしかった。
アレンジ違いの多かった今回のロマポルであるが、ファンのみならず知っている、大きな武器であるシングル曲を大胆に変えることに、過去に縋るのではなく、そして、それを捨てるわけでもなく、それを新たな武器へと変え、未来へと進んでいく、彼らのTHE WAY を見た気がするのだ。
多くのアレンジ違いを、このスタジアムで、センターで演る意味。
ファンクラブ限定ライブなんかでやりそうなことなのに。
あと、いつもはヘソと呼ばれるものがあったが、今回はなかった。
「敵はどこだ?」が一つのターニングポイントではあったが。
いつものロマポルとは、つくりそのものが違っていた。
ここにも新しい挑みが垣間見れる。
惑ワ不ノ森を抜けた先につながっている道。
変化を恐れない姿勢は、これまでのポルノにもあったが、どっしりとした安心感も伴っている。
それは、楽曲自体のすばらしさもあるが、何度も申し上げているように、お二人の自信からくる余裕からきているのだと思う。
昔よりも笑顔が増えた気もする。
それがしあわせ。
…暇になったら追記していきます。